2011/06/03 金曜日

計算してみた3

なんだか原発問題のことを忘れてしまいそうになるほど酒田は平和です。 でも忘れちゃ行けない。現在進行形だ。

放射線に関する基礎知識 というページで、人間は自然に2.4ミリシーベルトは年間で被曝しているとのこと。 空間放射線量だけだと多分宇宙の0.39と大地からの0.48になるのかな。 年間0.87mSv/年=0.0993…マイクロSv/時。 あれ?高くないですか? 良く見る山形の数値は0.05とか0.06とかだからちがうんか?

となると、大地からの0.48mSV/年だけを見るのかしら? としたらだいたい0.055マイクロSv/時。妥当な感じだ。 ということは、空間放射線のモニタリングデータを見て、 原発の影響が大きいか小さいかはこの0.48mSVを引かないといけないということになりますな。

山形県における放射線の状況 のデータを見ると、大体最近のデータは山形市が高くても0.05μSv/h、 米沢市はちょっと高くて0.085μSV/hぐらい。 ということは、山形市は今現在あまり原発の影響は受けていなく、 米沢市は少し影響を受けているのではということ。

人工放射線量限度年間1mSVという話を前提に考えると、 山形市は1mSV丸々余裕があり、米沢市は残り0.7mSVぐらいということになりますが、 実際は3月に高い放射線量を出していて (山形市最大0.129μSV/h、米沢市最大0.187μ/SVh) 実際は山形市は残り0.7mSV、残り0.5mSVぐらいではないかと勝手に推測しています。

んじゃ酒田はどうか? 酒田は毎日モニタリングされていないんですよね。 でも、酒田は山形市よりもさらに福島から離れていること、 日本海側のため偏西風の影響も大きく、 原発から200km圏内にも関らずかなり影響は小さい方ではないかと推測しています。 といってもまったく影響がないとは思えないので、 人工被曝は残り0.9mSVぐらいかな?

もう本当に適当です。真剣に読まないでください。

じゃあ酒田の人は、 何ベクレルまで汚染された食料なら摂取しても年間被曝限度1mSVをまもれるか? という話になります。 この前計算した時に、 大人が1日に食べる量を調べました。 平均で野菜約500g、果物約80g、きのこ約14g、魚介類約90g、肉108g、卵40g、 乳124g。水は参考として1.5リットル。

水は今は汚染されていないですし、 主食となる米や小麦などは昨年産なので、野菜類や肉魚乳製品に注意すれば良いことになります。

ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算 で計算すると、どうもセシウム137よりもヨウ素131のが厳しい数値計算になっているので、ヨウ素131の数値を使います。

とすると、1年間毎日摂取したという前提でざっと計算して、 120ベクレル以内だったら酒田市なら被曝限度の1mSVクリア、 山形だったら100ベクレル、米沢市なら70ベクレルという感じでしょうか。 でもストロンチウムが計算されていません。 なので大事を取って、6割ぐらいの数値がいいのかな。 酒田だったら70ベクレルぐらい。

実際は野菜はしっかり洗ったり、 下ごしらえしたりするとセシウムやよう素はかなり流れ出ますし、 もうちょっと高くても大丈夫かもしれません。

はっきりいって何の根拠もないですよ? 山形県が発表した空間放射線量は地上20mから計っているとか、 原発に影響がないと思われる山口県は普段から放射線量は高かったりとかしますしね。

とりあえず私個人の基準です。 全国の食品の放射能調査データを見て、 70ベクレルを私の基準に、 スーパーで食品を買うときの参考にしようかと。 ただ肉は国産としか書かれていないし、魚は太平洋沖としか書かれていなかったり。そのあたりはま、適当です。 あまり神経質になるとそれで病気になりそうだし。 問題は今年産のお米ですよね。 山形産は問題ないと思うんだけど、福島はちょっとわからないな…。

原発の影響が少ない地域はこうやって自分で何ベクレルまでは大丈夫、 みたいな基準を決められますけど、 中部大学の武田先生(http://www.takedanet.com/)のおっしゃるように、 原発の影響で空間放射線量が高い地域(福島や北関東)では 一切原発で汚染された食料は摂取しない方が良いのではと思います。 そういった地域の幼稚園や小学校での給食で地産地消は危険だと思うよ。

ちなみに 輸入食品中の放射能の濃度限度 という記事もとても興味深かったです。