湯沢キャンプツーリング (2009/09/05-06)
ルート:1日目
自宅〜国道344(真室川)〜県道324(谷口がっこそば)〜国道13(湯沢)〜県道51(じゅんさい沼キャンプ場)
距離110km
ルート:2日目
じゅんさい沼キャンプ場〜県道310(川原毛地獄)〜国道108〜国道47(おおう牧場)〜自宅
距離181km
下調べ
久々のキャンプツーリング。実は新しいテントを購入しちゃったのだった。 その使い心地を確認すべく、今回は近場でキャンプすることにした。 久々ということで事前にどこのキャンプ場が良いか下調べすることにした。
参考にしたのは バイクのためのキャンプ場ガイド と、 マップルキャンプ場ガイド。
キャンプ場代金1000円以内、トイレが水洗、お風呂が近く、を条件に探してみた。 色々候補を決めながらどこが良いか3日ぐらい考えて、 バイクのためのキャンプ場ガイドで 泊まらないで失敗するキャンプ場 とまで書かれている じゅんさい沼キャンプ場 に決定!
出発〜谷口がっこそば(9/5)
言い天気〜。ばっちりのツーリング日和。
でも湯沢は日帰りもできるぐらい近場なので出発はゆっくり。
久々のキャンプなので、忘れ物がないようにチェックチェック。
で、10時半出発。
まずは国道344で内陸方面へ。 すでにツーリング気分満載の道。クネクネも久々だけど、 交通量もすくないのでマイペースに走ることができた。 急に道が開けたと思ったら、立派な真室川中学があって、 その先に梅里苑という温泉施設が。こちらもかなり立派だった。 そのうち入ってみたいわ〜。
駐車場広々〜店内も広々〜
今回車と同行なので身軽です
梅里苑から県道324へ。最初の目的 谷口がっこそば へ向かう。 県道324も綺麗な道で快適だった。 事前の確認では県道沿いだと思っていたら、ちょっとはいったところにあった。 しかもその看板、ミラーが邪魔して見ることができずあわてて Uターン。
まったく民家もないところにぽつんと建物があった。 すごく広い敷地にすごく沢山の車が停まってて驚き。 この店は金山小学校の谷口分校後地をそのまま使っているお店。 そのため、駐車場は広いし、奥にはブランコ、鉄棒などの遊具があった。 見た感じ鉄棒は使えないけど、 ブランコはロープが新しかったりして管理しているっぽい。

板そば大900円 んまかった!
店に入ると、体育館っぽい所に机がずらーり。
ものすごい集客スペース。これなら11月の新蕎麦ツアーでも余裕だわ。
メニューは板そば、揚げそばなどなど予約すると蕎麦御膳みたいなものもあるみたい。
私は板そば大900円を注文。
待っている間あたりを見まわしてみたら、
有名人のサイン色紙や写真が沢山飾られていてそのなかにすごいの発見。
「ダーツの旅 テレビ放映 平成20年6月18日」
えまじ? デカデカと所ジョージさんの笑ってこらえて出演時の写真とサインがあるではないか!
これはすごいわ〜。
お客も多かったけど、
働いているおばちゃんも多くてさほど待たずに蕎麦が来た。
夏場だからか蕎麦の香りは控えめだったけど、
コシはちゃんとあったしおいしくいただいた。
新蕎麦のときにもっかい食べてみたい。
買い出し〜じゅんさい沼キャンプ場
バザール横堀店
惣菜充実酒もばっちり!
お蕎麦堪能してあとはキャンプ場に向かうだけ。
国道13号は2桁国道だけど交通量が少なく快適…というか単調。
じゅんさい沼キャンプ場近辺にはコンビニやスーパーが無さそうだったので、
事前にチェックしておいた
バザール横堀店
で買い出しプラス休憩。
この店すごいよ。とにかく惣菜が充実していて目移りしまくり。
自炊しないキャンパーにはウハウハです。
ゴーヤチャンプル、タコ焼き、さざえ、つまみなどを買ってちょっと休憩。
入り口で湯沢産の桃がダンボールにたっぷりはいっていて800円、
梨も20個ぐらいはいっていて800円と激安だったから思わず買いたくなった…。
買いだししたらあとは県道51号でキャンプ場に向かうだけ。 県道51号を快適ツーリング。 途中 三途川 っていう看板見て、え? あの三途の川のことか? とちょっとびっくり。
15時頃キャンプ場到着。駐車場には2台の車と4台のバイクが停まっていた。 すでに1張テントがあったけどまだ閑散としたもの。 これから増えるのかしら?
ただいま受付中〜
とりあえずすぐ管理棟で受付を済ませて利用料金一人420円をお支払い。 サイトは一応番号がふられていて、 張る場所を決めたらその番号を教えてほしいとのこと。 区画はしっかり区切られていて、区画ごとにだいたいベンチと椅子があった。 さらに、トイレ棟にはシャワーもあって使いたければ無料。 ちょっと覗いたら、シャワーと言っても浴場になっていて、 以前はお風呂も入れたみたい。とっても綺麗だった。 さらにゴミもちゃんと分別すれば捨てられる。 かなり綺麗に管理されていて420円ってのはすごいわ。
舟でじゅんさいを採っているところ
じゅんさい沼と言うだけあって、 キャンプ場内にあるじゅんさい沼ではじゅんさいを採っていた。 舟に乗って採るのね。はじめて見た。
どこにテント張るか決めたら、リヤカー借りて荷物運び。 木が多めで万が一雨が降っても直撃しないところを選んでテント組み立て。 新しくかったテントだったけど、 以前使っていたものと同じタイプのものなので難なく設営完了。 さて、つぎは温泉だっ!
最初はツーリングマップルにあった「いこいの村」の予定だったけど、 管理人さんに聞いたら 「もっと温泉〜!って感じのところがあるからそっちのがオススメ」 と言われたところに行くことにした。 とにかくぬるぬるのお湯らしい。
やまの湯っこ〜就寝
駐車場入口に立派な観音像もあった
案内されたように一度県道にもどってからすぐ左折。 くねくねとほっそい道路を登って行った。 なんだか不安になるぐらい細くてクネクネしていたけど、 その先には随分立派な建物が。 下の岱温泉旅荘やまの湯っこ という一軒宿。 入口に入ったらのんびりとしたおばちゃんが出てきた。 日帰り入浴300円。後払いだって。
先客のおばあちゃんふたりと入れ換わりで入る。
露天風呂はないけど、けっこう広い浴場。
そして硫黄なのかな? 卵のようなにおいがたち込めてた。
なんとびっくりシャワーも温泉!
そしてお湯は本当にぬるぬる!
髪を洗い流しても、
湯がぬるぬるすぎて石鹸が取れているのかどうかわからないぐらいよ。
そして、ぬるぬるしたお湯のせいで
つるっと転んじゃった…
いい大人が…裸で…誰もいなくてよかったわ。
さっぱりしたところでゆっくり温泉に浸かる。
で〜らきもちい〜わ〜
あったまるあったまる。この温泉は穴場だわ。
ツーリングマップルにも載っていないし、
有名な温泉じゃないから教えてもらわなかったらぜったい来ることなかったけど、
かなり気に入った!
帰りがけお金を払いチラシを貰って来た。 1泊2食で6500円…。安いじゃないの。 しかも予約すれば宴会ショーを無料でやってくれるんだと。 翌日キャンプ場の管理人さんに聞いたら、 食事はとにかくすごい量、宴会ショーは宿の人総出でオカマショーなんだって! さらにりんごの季節になると、ダンボールいっぱいにおみやげでくれるとかなんとか。 なんかすごそうだ。そのうち泊まってみたいわ〜。 (オカマショーはどっちでもいいけど)
キャンプ場に戻ってからはさっきバザールで購入した食材をつまみに飲み開始。 結局テントは先にきていた一張とうちだけ。 でも管理棟でバイクのおっちゃん集団がどういう訳か派手に宴会をやっていた。 せっかく久々のキャンプで静かにまったり夜を過ごしたいと思ったのに、 えらく騒がしくてちょっと残念。
久々のバイク運転で疲れたので、9時半にはおやすみなさい。
キャンプ場〜川原毛地獄(9/6)
今日もえぇ天気じゃ
7時すぎ起床。新しいテントは上がメッシュになっていてちと寒かった…。 これからは防寒対策しっかりせねば。 この日も良い天気。 カップラーメン食べてしばしまったりしていたら管理人さんが来てちょっと雑談。 湯沢市がこのキャンプ場を閉めたいと言っているそうな。 そりゃこんな綺麗な設備で420円じゃ赤字でしょうな。 でもなんとか維持したいとNPO法人?でがんばっているんだって。 ぜひがんばってもらいたいものですわ。また来たいもの。 じゅんさい沼を散策して片付けして10時にキャンプ場出発。
県道310を使って日本三大地獄の川原毛地獄へ。 この県道、道が険しい。さすが地獄へ通じる道だわ。 クネクネした道を通ると、モクモクとあちこち湯気が出ている風景になってきた。 そして、看板には 有毒ガスが発生する可能性があるので立ち止まり禁止 と書かれていてますますおっかなびっくり。 でも、川原毛地獄手前は小さな温泉街になっていて、 あちこちで日帰り入浴の看板が出ていた。 うおー興味深いぞ。
露天商禁止の看板前でババヘラアイス
道はクネクネしてて狭いけど、 駐車場はしっかりしていてそこに駐車。 地獄までは徒歩5分ぐらい。 地獄入口では秋田名物ババヘラアイスのパラソルが立っていた。 おもいっきり「露天商禁止」の看板前だけどね!
地獄だけど(?)、歩道が整備されていて、入口から登ることも下ることもできる。 とりあえず登ってみた。 ほんとうにすごい景色。地面まっしろであちこちガスが出ていて硫黄臭がすごい。
本当に荒涼としていて硫黄臭もきつい
歩道はあるけど結構険しく、登るときにけっこう足をとられそうだった。 頂上はなかなか良い眺めを見ることができた。 昔はぐるっと一周して綺麗な湖(水たまり?)があってそこまで降りられたようだけど、 歩道が崩れていて残念ながら立入禁止。
陽射しもつよくてけっこうきつい歩道をあるいたおかげで暑くて暑くて、 帰りがけにババヘラアイス食べちゃった…。 ここのババヘラアイスは大人気だったよ。 普段食べるとたいしておいしいと思わないのに、 このときはすっごくおいしく感じた。 いやでも露天商禁止なのに…。いいのか?
あとで調べたら、下ると川原毛大湯滝というすごい露天風呂に行けたようだ。 Webの写真で見てみるとこれまたすごい景色。 そっちも行ってみたかったなあ。ま、次の機会に。
国道108〜国道47〜おおう牧場
川原毛地獄を出てクネクネ道を通り国道108に出たらあとは帰路へ。 快適な道ではあるんだけども、 えらくトンネルが多くて目がチカチカしちゃったよ。 以前も通ったことあるのにこんなにトンネルあったかしら…。忘れちゃってるなあ。
国道108だったらガソリンスタンドもあるだろうと気楽に考えていたらなかなか見つからなくてちょっとあせっていたところに、 信号待ちで追い抜いて来た隼さんがぱっとガソリンスタンドに入ったので助かり! このあたりはガソリンスタンドが極端に少ないので注意が必要。 結局その1軒しかなかったし。あぶなかった〜。
国道47号に入ったらもうあとは西へ西へを向かうのみ。 この日はとっても天気が良くて、すでに午後の時間帯になっていたせいもあって、 どえらい眩しい! 顏がジリジリ焼ける〜。それ以上に眩しくて目がちゃんと開けられない! 嫌いなトンネルがありがたく感じるぐらい。 さらに標高が下がって70km/h走行でも暑い暑い。下界はこんなに暑かったのか!
もつ煮定食850円。盛りが半端ない
昼はどこでもいいや的で、山形入ってすぐ大きな店があったのでそこに入った。 おおう牧場 という店。 広大の駐車場いっぱいに車が停まっていた。 このあたりに目立つ食べ物屋さん、ないものねぇ…。
店内もお客でびっしり。もう13時すぎだってのにすごい。 メニューを見ると観光地(?)価格で弱冠高め。 農家の店なのか、蕎麦も栽培していて手打ちと書かれているものの、 おなか減っていたので御飯食べたくなっちゃった。 大盛り無料だったので、もつ煮定食ごはん大盛りで注文。
混雑していたから結構待たされた…。お腹ぐーぐーだぜい。 やっと出てきた定食は、びっくりするほどの量だった…。 ご飯の盛り方がマンガみたい! もつ煮が山ほど盛られている! なんちゅー気前の良い…。 850円と高いなあと思っていたけど、これみて損した気分が吹き飛んだ。 つーか、ご飯大盛りにして後悔だ…。
もつ煮おいしーい。わりと薄味でぱくぱく食べられちゃう。 小鉢の茄子の煮びたしもおいしいし、みょうがの醤油漬けも美味! なるほど混雑する理由がわかった気がする。 ラーメンなんかも割高だけど、運ばれて来るラーメン見ていたらすごい盛り。 残念ながら、自家製栽培ご自慢のあきたこまちはぱさぱさでいまいちだったけどね。 大量に炊き上げるから仕方ないかな。
これなら蕎麦も失敗なさそう。 また行く機会あったら蕎麦注文しよっと。
期待せず入った店が案外良かったりするとラッキーな気分になれますな。 でもこの店、トイレがダメダメ。 客のモラルも大きいけど、食後入ってあまりの汚さにがっくり。 どうにかしてくれーい。
酒田へ
お腹いっぱいになったことだし、素直に酒田へ。 しかし相変わらず太陽は強烈。 とにかく眩しくて目がチカチカ。 ちょっとした曇や影がありがたくてありがたくて。 さらに角ばったSL230のシートでおしりが痛みだした。 振動でおしりの痛みが更にアップ! 道の駅とざわで休憩したけど、おしり痛くてすわれなかったよ…。
15時ごろ自宅到着。 ひー疲れた〜。 でも、このあとシュラフとテント干して洗濯。 がんばったぞ私! でも夕飯はそうめん茹でてお惣菜。
久々でたいした距離走行したわけじゃなかったけど、かなり体力消耗。 でも楽しかった〜。 湯沢はまだまだ見所がたっぷり。 色々調べたら行きたいところが結構出てきた。
キャンプ場も沢山あって、 じゅんさい沼キャンプ場は本当にいいキャンプ場だった。 確かに泊まらないと損するかもしれない。 その先にも「とことん山キャンプ場」というのがあって、 そっちは840円で露天風呂入り放題らしい。 うぉー魅力的。