梅雨まっただなかの6月27日、実技講習。 雨だろうなぁと思っていたら意外にも好天だった。 夕方ぱらぱら降られたけど、傘をささないといけないほどでもなく済んだ。 8時半に磯子マリーナに集合ということで、当日朝6時起き(+_+)。 磯子マリーナは新杉田駅から歩いて20分ほど。遠くて道に迷いそーになってもうた。
てっきり講師は熱血S田さんだと思っていたら、 学院のスタッフ若干21歳のM木さんが講師でちょっと驚き。 勉強しましたか?の質問に 「ぜんぜんしてないんですー」 と言ってしまった後にこの事実を知ってちょっと青ざめちゃった(^^;) 教習生は女性のTさん、私、男性のHさんの3人。
8時半におおまかな流れを聞いて講習開始。
試験官に 「○○番、…の点検をして下さい」 と言われたら復唱してからやるといいそうな 「○○番、…の点検をしますっ!」 と元気良くね(^^;) で点検が終わったら「…の点検終了、異常なし!」とこれも元気良く…(^^;;)
これが一番簡単のような。 テキストにない項目を一つ追加「ビルジ(推進機に溜った汚水)なしっ!」
これが一番嫌嫌(;_;)。当てられたらいやだなー。 覚えること多すぎで頭パンク状態だったりする。 女性が当たる確率が高いんだと。試験官も意地悪だよね(^_^;)
ビルジよし→(推進機)固定よし→Vベルトよし→メインスイッチよし→燃料系統の点検をします→燃料コックよし→燃料フィルタよし→(パイプをたどって)燃料漏れなし→燃料ポンプよし→燃料パイプよし→燃料系統の点検終了→電気系統の点検をします→スターターよし→点火コイルよし→配電機よし→高圧コードよし→プラグキャップよし→電気系統の点検終了→オイルの点検をします→(いちどタオルでふいたあと)色、量、質(さわってみて)ともによし→オイルの点検終了→バッテリーの点検をします→固定よし→ターミナルよし→(見えなければキャップをあけて)液量よし→バッテリーの点検終わり→以上機関点検終了、異常無し
がーこんなの覚えられるんかー!?ぜぇぜぇ。 機関関係の名称も聞かれるらしいので覚えなければ。きゃー。
の4つ。
これも簡単。排水設備でビルジポンプのボタンを押すのを忘れないようにしないとね。
数はそれほどないし、筆記でやっているのでなんとかなるね。
8種類のロープワークの中から1、2個やらされるらしい。一通り練習。 もやい結びを勘違いして覚えていたのでちょっとショック。 あと本結びは一重結びは2本のロープを使って練習していたのに、 本番では1本でやるそうなので、1本でのやり方を伝授してもらった。
まこれはなんとかなるでしょう。 日没や干潮満潮の時間を聞かれるということなので、 新聞を切りぬいて暗記しないといけないらしい。 ハンドコンパスは効き目で測定するとよい。 海図は必ず北を上に向けて、距離は横の緯度線で計ること。
かならず復唱安全確認を怠らない。
エンジンを書ける前にブロアスイッチを10秒くらい押しておくのをわすれちゃいそうだなあ。
ロープがかたくてほどけなかった(^^;)。 本番でほどけなかったらやっぱ減点なんだろうか…?
とーとつに言われるので焦った。落水者側にすぐ舵をきらないとダメ。
講師「右げん落水!」
「右げん落水!」→「機関中立」→「右転蛇」→「落水者確認しました」→「救命浮環投下願います」→「救助に向かいます」→「前後左右よし」→「機関中立」→(実際は止めないが)「エンジン停止」→「救助願います」→「救助しました」
言葉と手がうまくうごかないぞー!
3つブイを通過。スラロームみたいなもんね。 「第1ブイを右側に見てだ航します」と言わないといけないらしい。 第1ブイと第3ブイを結んだ先に目印を見付けておかないと大変なことになる。
ちゃんと前後左右の確認しないとだめらしい…。
岸より2mくらい離れた位置に止めるといいらしい。 中立状態で惰性で進み、着岸点で止まれなかったら後進に一瞬かけて安定させる。
前進離岸と後進離岸とあるけど…できたら前進離岸希望(^^;) 着岸のの次にやるものらしいんだけど、 着岸のときにあまり近付いて停めてしまうと離岸で苦労しちゃうのよねー。
普段車に乗ってれば問題ないらしいけど、 わたしゃペーパーなのでむちゃくちゃだった(^^;;)。 とっさにハンドルをまわしてどっちに向くのかがわからないのです。 いけません。とっても不安。
口述がかなり重要らしいので、完璧にしておきたいところ。
…といいつつテキストの部分しか覚えられなかった(^^;)
だいたい出そうな所を教えてもらった。
講習はちょっとマシントラブルがあって、 エンジンがかからず最後は別の船で曳航されるはめになったんだけど(^^;;)、 まあ一通り運転した後だったのでまあよしとしましょう。
2000年6月30日実技試験当日。 私は午後だったので12時半集合。 天気はわりとよかったけど風が結構強くてこれがまた不安材料だったりした(^^;)
横浜マリーナの集合場所で座って待機。 13時ごろ試験管からいろいろと説明を受けて試験船の割り当て。
3組に別れる!?
説明が終わったらすぐ試験が受けられると持ったら、 受験人数が多くて私は2組目になってしまった…。 がーんさらに1時間強待たされることに…。 早く終わっちゃった方が気が楽なのにーと受験番号を呪った…。
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4船が同時に試験開始。試験官によって試験の進め方さまざまらしく、 点検をする前に出発してしまって先に実技をはじめてしまったり、 いきなり口述やりはじめたり。 |
待っている間、実技講習を一緒に受けたHさんとTさんと話してた。 だってその方が気が紛れるし…。
で14時30分ごろ、ついに順番がまわって来た…。若そうな男性とペアで試験へ。
試験官ははきはきしていて人あたりがいい感じ。
宜しくお願いしますと挨拶をして試験開始。
…やっぱり機関の点検だったよ…(^^;)なんとかそつ無くこなす。 もう一人の方も見なくてはいけないので、 ずっと点検工程を見られているわけじゃないので比較的気は楽。 点検が終わってすぐ、「エンジンオイルを補給する方法を教えて下さい」 と口述に変身(^^;)。しどろもどろになりながら 「このキャップをはずして(オイルベルゲージを指して)これを見ながら加えます」 と答える。…こんなんでよかったんだろうか? あと機関名称「オイルフィルター」を聞かれた。
この日は波が強くて計るのが大変だった(^^;)
までもこれは普通にできたと思うけどなぁ。
ロープワークは「8の字むすび」。
これ簡単なのよね…。もやい結びとかやりたかったかも(笑)。
船体各部の名称は「クリート」を聞かれた。簡単です。
船に乗船してから最後にやると思っていた口述がいきなり始まる。げげ。
テキストに書いてあることばかりを質問されたのでなんとか答えたつもり。
でもこの試験官結構曲者であることが判明。
一緒に試験を受けている男性の口述を聞いていると、
間違っていても顔色変えず「はいはい」としか言わない。
がーん、仮に間違ってたとしてもわかんないわけね…。
一応答えることはできたけど自信ないなぁ。
さて実技です。これがもうずたぼろ(^^;)
一番ひどかったのは180°変針。 物標をちゃんとさだめなかったのでどこまでいけばいいかわからず適当。 あと人命救助も相方の受験者の時は「風下にまわるからちょっとまってね」 と言われてたので待っていたら「早くやらないと進みません」 と注意されてしもた…。やばひ。 だ行もブイにあたらなかったものの結構やばかった。…あ゛〜最低。
試験官が船を元の場所に着岸させて最後は係留して終わり。
結局試験官は最後まで顔色を全然変えなかった。 間違ってたら「ん?」くらいの表現してくれるとわかりやすかったけど…。 受かった気がしない…。
丁度学院のS田先生が来ていたのでしばらくお話。
落ちたらミレニアム1号だとすごいプレッシャーをかけられた(^^;;)やべーっす。
まぢで。
結果は7/6。ああ恐い。恐すぎる。
さて発表日の7/6当日、10時に発表される。 それを教習所で確認するので午後になったら連絡するように言われてた。 10時になると「あーもう結果わかってるんだよなぁ」と思いながら午後を待った。
昼12時50分頃教習所に電話。名前と受験番号を伝えると
合格です
のお言葉。
この言葉聞いてうれしいという感情よりさきにほっとしましたわ(^^;)
合格率で考えると落ちるのはよーっぽどすごいことをやらかさない限り合格なんですけどね…。
小型船舶操縦士免許(4級)の難易度は
難しくはない!
とは確実に言えますが、合格率の割に決して簡単だとは思いませんでした。 同じ問題しか出ないんですが、 口述試験は揺れる船の中で行われるのでかなり特殊な状況です。 なかなか味わえない経験かも。
…とりあえず5/28の学科講習からはじまり私の小型船舶操縦士免許(4級)取得への道は7/6を持って幕を閉じたのでした。
あ、海技免状受取にいかなくちゃ(笑)。