2012/06/13 水曜日

綿矢りさ インストール

「蹴りたい背中」で芥川賞をとった綿矢りさのデビュー作でしたっけか。 読む機会があったので、読んでみましたよ。

以前金原ひとみの「蛇にピアス」の漫画を読んだので、どうしても比べがちなんですけど、 どちらも若い女性の葛藤モノで、 最後はわりと前向きに進んで行くという共通点がありますね。 共感できるかどうかでおもしろいかおもしろくないか分かれると思うんですけど、 この「インストール」は「蛇にピアス」と比べれば共感できる部分もあるかなという程度で、イマイチよくわからなかったなぁ。 文章力はすごくあると感じるけど、中味がうーん。 まぁ自分がこういう発想できるかといわれたらできないんだけども。

結果、どっちも私にはいまいちおもしろくなかった。

これは私が中年女だからなのかな。 多分20歳そこそこでも変わらない感想ではないかと。 まぁ買わずに借りるなりして暇つぶしに読むならいいんじゃないでしょーか。