2011/06/13 月曜日

黒い雨にうたれて

井伏鱒二の「黒い雨」を検索かけたときに、 黒い雨にうたれて という項目が出て気になっていました。

はだしのゲンの作者中沢啓治氏のコミックです。 酒田市図書館にあったので借りて読んでみました。

原爆が落ちた直後の話ではなく、20年ほど経った被爆者たちの話です。 もうね…重すぎて見返すことができないぐらいの内容でした。 やはりすごい偏見や差別があったんですね。 そしてじわじわと来る原爆症の恐怖。 最後はハッピーエンドで終わることがない。 画力がすごくて迫力があるし、とにかくすごい作品だと思いました。 読んで良かった。

今の時期だと、どうしても福島原発の事故とリンクしてしまいます。 その前だと東海村JCOの事故。 原発作業員の方々は大丈夫なんだろうか。 JCOの事故で3人がシーベルト単位で被曝し、2人が死亡しましたが、 生存している1人は今どういう症状なのか。 (死亡した二人は15Sv、6Sv、生存している人は1Sv被曝という話)

ぐるぐると考えてしまいます。

原爆によって被曝した人というのは実際どのぐらいの放射線を浴びたのでしょう。 調べたらわかるのかなあ。