2010/06/29 火曜日

凍りついた瞳

酒田市立図書館で予約した本を受け取りました。 今回借りたのは「凍りついた瞳」「新凍りついた瞳」という2冊の本。 2冊とも漫画の方を借りたつもりが「新凍りついた瞳」は活字の方を借りちゃった。間違えた! とりあえず漫画の方を予約と。

この本、子供虐待ドキュメンタリーということで、 ノンフィクションの漫画です。 親から受けた暴力、ネグレクト、性的虐待。 エンターテイメントとして笑える話ではなくとても重たい内容になってます。 しかも絵がとてもリアルなんです。

1994年に連載されたらしく、 今こんな虐待をおこなえば間違いなく親は逮捕でしょう。 「新凍りついた瞳」の最初に「児童虐待の防止に関する法律」が施行されたのが 2000年とありました。 まだ最近なんですね。

最近児童虐待のニュースが多いと感じていたけど、 親が逮捕とか大々的にできるようになったのがまだ最近で、 それ以前はかなり見逃されていたんでしょうね。 別に最近になって児童虐待が増えたってわけではなくて、 むしろ法律が施行される前のがひどかったのかもしれない。

ニュースで逮捕とだけ書かれている文を読むだけだと、 「酷い親」という感覚だけで終わるけど、 この本は虐待してしまった親の視点で書かれているので、 読んでいると色々な感情がわきあがります。 だからって、子供をあそこまで追いつめちゃいけないけどさ。

この本を読もうと思ったのは、私がいつも見ているブログ ぬるく愛を語れ! で紹介されていたからです。 このブログもお勧めです。 色々な経験をされていて、それを客観的に表現できる。すごい才能だと思う。